「日々のいのち淡々としてある時に
わがまなかいに見えくるは何」
茂吉
人はそれぞれ、あるときところを得て、生まれ、大地に根を下ろし、育まれ、花咲く季節をこえ、額に汗することで豊かな実りを喜びとともにむかえ、やがて老い枯れていきます。
かくして水の流れが、人々の暮らしの中で語りついできたこと。天から降り注ぐ雨の一滴から始まると信じられてきた運命に、命はつらなっているのです。
すべては一滴の水に始まり、一滴の水に終わる。命のみなもとである雨の一滴には、まさに魂の「ふるさと」の発見の意味があり、命のみなもととしての水のめぐりが見えざるところで続いています。
かつて、田舎から都会へ暮らしの基盤を求めて大勢の人々が移っていきました。ところが現在、逆に視線は都市から田舎・ふるさとへと180度方向を換えつつあります。
このサイトの目的は、そんな視線の流れの変化を受け、ふるさと山形の良さを再発見していただくこと、と、そんな良さを実体験していただけるような本物の穴場の紹介をしてまいりたいと考えております。
どうぞ最後までお付き合いのほどを願い上げます。
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